さぁ、いよいよ2019年の4月30日をもって平成も終わり、2019年5月1日から新たな元号がスタートします。
新元号がスタートする一ヵ月前にあたる4月1日には、新元号が公表されるという事もあり、各雑誌やサイトでも色々な新元号の予想がされています。
なかでも、「安久」や「安永」などの「安」という漢字を使われるのでは?
という予想が一番多いようで実際どのようになるのかは楽しみです。
とは、言え我々のようなWeb屋さんは楽観的に
「新しい元号は、何になるのか楽しみだ」
と言ってる場合でもなく、新元号スタートによるシステムの対応や、ホームページの表記の確認など、新元号が発表されるとに伴い発生する作業があるので、手放しには喜べません。
当然、制作会社だけでなく、ホームページを持っている人であれば皆さんに共通する事ですので、必ずチェックするようにしましょう。
また、新元号が発表されてから、開始まで1ヵ月の期間はありますので、新たな元号がスタートする5月1日までには、焦ることなく対応はすませておきたい所です。
目次
ホームページ上に元号の表記が使われていないかを確認
兎にも角にもまずは元号の表記が使われているかどうかのチェックをしましょう。
サイト上の表記が「2019.02.06」と言った具合に、元号では無く西暦で表示されている場合は、特に今回の元号変更に伴い対応をする必要はありません。
「元々、元号表記だったものをシステムやプログラムを使って西暦に変換している」
などと言う、レアケースも考えられない事はなくもないのですが…
過去にその様な依頼をWeb制作会社に頼んだ記憶が無い方は、ほとんど懸念する必要はないでしょう。
ホームページ上に元号表記がされている場合
では、もしホームページに元号の表記がある場合はどうすればいいのでしょうか?
元号表記だからといって、必ずしも対応しなければならないという事もありません。
まず確認すべき点が、「静的ページ」「動的ページ」の2点です。
この時、「静的ページ」であれば、ほとんどの場合に対応する必要はありません。
静的ページとは?
静的ページプログラムなどで生成されていないページの事を指します。
静的ページの場合、ホームページのファイル(htmlファイル)をサーバーからダウンロードして直接編集する必要があります。
その為、新たに何か元号表記を追加する場合は、直接ファイルに新元号を記述すれば良いので、わざわざ対応をする必要はないと思います。
動的ページとは?
静的なページと違い、直接ファイルを編集する事なく管理画面などを利用しプログラムで自動生成されるページの事を言います。
一番身近なところで言うと、ブログなどが動的なページに当たります。
静的なページと違い、日付などは自動生成される為、ここで元号表記を使っている場合はシステム修正などが必要となる可能性が高いです。
わからければ制作会社に確認・対応依頼
「静的ページ」や「動的ページ」と言われてもピンとこない。という方や
管理をWeb制作会社に丸投げしている方も、
ホームページ上に元号の表記があるかないかのチェックであれば誰でも出来ますので、
ホームページを確認して、もし元号表記を発見した場合はホームページ作ってもらったWeb制作会社に
「うちのサイトに元号の表記があるのですが、新しい元号になった際に、なにか影響はありますか?」
と確認しましょう。
その際、問題が生じるようであれば、きちんと対応してもらいましょう。
新元号の対応しないと何がおこるの?
ECサイトや大型のシステムが導入されているサイトでない限り通常のホームページであれば、それほど大きな影響はないと考えられます。
またこのようなサイトであれば、最初の設計段階から考慮して西暦表示をしている場合がほとんどでしょう。
実際に起こりうる例としては
【本来】
新元号 元年 5月1日
と表記されなければいけない所が
【元号未対応の場合】
平成31年 5月1日
という表記になります。
商材やサービス内容にもよると思いますが、それほど過敏になる必要もないかもしれません。
この様な場合は注意必要
あまり対応に過敏になる必要はないと言いましたが、問い合わせフォームや、会員情報の入力をするページがある場合は注意が必要です。
生年月日などを入力する際に、セ選択肢に「新元号」が無い場合は、ユーザーが入力したくても情報を入力する事が出来なくなってしまいます。
本人情報の入力であれば、ほとんどの方が「昭和生まれ」「平成生まれ」ですのでそれほど焦って対応する必要はないのですが、子供向けのサービスを提供している。
と言った場合であれば子供や家族の情報の入力フォームが設置してある事は考えられます。
この場合、新元号の対応を行っていなければ、入力したいのに入力できず、せっかくのユーザーを逃がしてしまう事にもなりかねません。
【合わせて読みたい】
フォーム改善でサイトの効果を高めるEFO(エントリーフォーム最適化)とは?
まとめ
- ホームページ上に元号の表記があるかチェックする
- 動的ページは、影響の出る可能性が高い
- わからなければ制作会社に確認
- 見落としがちな入力フォームも要チェック
新元号に変わる事でホームページ自体に大きな影響は少なそうですが、やはり表記が「平成35年」とかになっていると、気持ち悪いですよね。
今やホームページも名刺と同じくらいポピュラーで、企業やお店の顔になります。
恥ずかしい思いをしない為にも、元号表記がされていないか、5月1日までにしっかり確認して対応しましょう。