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【初心者向け】リスティング広告(WEB広告)の広告予算は目標数値から逆算して決めるべし

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リスティング広告を出稿しようと検討しているが、どれくらいの予算を用意すればよいのかわからない。。

とくにはじめてリスティング広告の出稿を考えている方などは、いきなり大きく予算をかけて本当に成果がでるか心配だ。。。

このような不安があるかと思います。

しかし、リスティング広告では目標数値から逆算する事で、ある程度、必要な広告予算と費用対効果のシュミレーションをする事が可能です。

ここでは、リスティング広告の予算の算出をご紹介いたします。

広告予算を考える前に、目標を具体的な数値で設定しましょう。

リスティング広告の広告予算を算出する為に、具体的な目標数値は必要不可欠です。

・とにかく多く問い合わせが欲しい
・1円でも売上を多くしたい

このような気持ちはとてもよくわかりますが、

  • 広告経由からの問い合わせの数を月20件にする
  • 広告経由からの売上100万円
  • 広告経由からの購入数が30個

まずは、この様に具体的な目標を数値化するようにしましょう。

目標の数値を決定したら、次はその目標達成に必要なアクセス数を想定します。

目標の数値が決まったら、いよいよ広告予算を算出していきます。

具体的な流れとして、「必要アクセス数の算出」→「クリック単価の想定」→「広告予算の算出」となります。

今回、広告予算を算出するにあたり、コンバージョン率(CVR)と呼ばれる数値を用いる必要があります。

コンバージョン率とは、実際にホームページに訪れたユーザーがどれくらいの割合で、アクション(問い合わせ・購入)などを行ったかを示す指標です。

ホームページを100人のユーザーが見て、1人が問い合わせを行った際のコンバージョン率は1%になります。

コンバージョン率は、業種や商品、またホームページの出来によって、異なる為、一概にこの数値と言う事が言えません。

一つの目安として、通常のランディングページであれば、コンバージョン率2~3%で想定します。

また、ランディングページではなく、自社のトップページやサービスページなどに、飛ばすのであればコンバージョン率0.5~1%程度で計算してみましょう。

CVRの目安となる平均値は、一般的にはLPで2~3%とされており、BtoC向けよりもBtoBサービスの方が平均値が高くなる傾向があるようです。

引用:CVRの平均値について~コンバージョン率を改善する方法 

目標値が問い合わせ10件数の場合の例

では、問い合わせの目標数値を10件に設定した場合を例にして、必要なアクセス数を想定していきます。

必要なアクセス数の計算式

必要なアクセス数 = 目標数値 ÷コンバージョン率  × 100

上記の計算にコンバージョン率を1%で想定して当てはめると、

1000(アクセス数) = 10(目標問い合わせ件数)÷ 1(コンバージョン率)× 100

となり、必要なアクセス件数は1000件となります。

目標値が売上の100万円の場合の例

問い合わせや資料請求など件数ベースの目標ではなく、売上ベースに目標をおく場合には、アクセス数を計算する為には、購入単価が必要となります。

販売している商品代金が一律の場合は、特に問題ないのですが、通常のECサイトやネットショップの場合であれば、顧客ひとりひとり売上代金が異なります。

その際は売上データを元に、一顧客あたりの購入単価を事前に把握しておく必要があります。

今回は仮に1件あたりの、購入単価を2万円で計算していきます。

この場合 100万円 ÷ 2万円で50回の購入が必要な事がわかります。

この様に事前に 売上目標 ÷ 購入単価 を計算しておけば、先ほどの計算式をそのまま利用できます。

では、先ほどの問い合わせのパターン同様コンバージョン率を1%に想定して計算式にあてはめると、

5000(アクセス数) =   50(購入件数件数)÷ 1(コンバージョン率)× 100

となり、必要なアクセス件数は5000件となります。

クリック単価のシュミレーション値を算出

リスティング広告は、クリック課金制を採用しています。

管理画面で設定したキーワードをユーザーが検索した際に、広告が表示されるのですが、設定するキーワードにより、クリックされた時に発生する金額が異なります。

クリック単価を算出する為には、Googleのキーワードプランナーと言うツールを利用します。

実際にキーワードプランナーで「ホームページ制作」のキーワードをシュミレーションした画面がこちら。

キーワードプランナー画面

この様に、キーワードプランナーでは、検索キーワード毎の、月間の検索ボリューム数や、広告のクリック単価のシュミレーション値を把握する事が出来ます。

残念ながら、キーワードプランナーはすでにGoogle広告を出稿しているユーザーしか、利用する事は出来ません。

これからリスティング広告の出稿を考えている方は、リスティング広告の運用代行業者や、今ホームページの管理を依頼している制作会社に問い合わせてクリック単価のシュミレーション値を算出してもらいましょう。

必要な広告予算を算出する

いよいよ長くなってしまいましたが、ようやく本題の広告費を算出するところまで来ました。

ここまで読んで頂いた方なら、もうお分かりかと思いますが最後は、必要なアクセス数にクリック単価を掛け算する事で、広告予算を算出する事が出来ます。

広告予算 = 必要なアクセス数(クリック数)× クリック単価

目標値が問い合わせ10件数・仮想コンバージョン率1%の場合の例

先ほど出した例ですが、コンバージョン率を1%で想定した場合の必要なアクセス数は1000件でした。

これを、クリック単価100円を想定して、計算式に当てはめると、

100,000(広告予算) =   1000(アクセス数)× 100(クリック単価)

と、10万円の予算が必要な事がわかります。

予算算出できれば、費用対効果を計算しましょう

せっかくリスティング広告を出稿をしても、費用対効果が合わなければ、意味がありません。

費用対効果を計算する上での注意点です。

売上ベースであれば問題ないのですが、問い合わせや資料請求などは、その後の成約率なども加味する必要が在ります。

広告費10万円かけて、10件の問い合わせがあったとしても、その後の成約率が50%であれば、実際の契約数は5件となります。

このケースだと1件の契約に掛かる広告費用は2万円となります。

また、自身で広告運用を行わず、代行業者に依頼する場合は、運用代行の手数料も発生します。

これら全てを加味した上でリスティング広告を出稿しても費用対効果は問題ないかをよく検討しましょう。

あくまでシュミレーションだと理解する

目標の数値に対して、必要な広告費用の算出方法をご紹介しましたが、これは広告予算を算出する為の、あくまでもシュミレーションにしかすぎません。

当然ですが、想定している、コンバージョン率やクリック単価によってシュミレーション値は大きく変動してしまいます。

  • 適切なキーワード単価の設定・クリーニングを行う事により、クリック単価は下げる事も出来ますし
  • 広告運用のデータを元にホームページを上手く改善できればコンバージョン率は大きく上がります。

今回算出した数値はあくまで目安として、実際に運用を行いながら適切な予算設定をおこなっていく必要があります。

・想像以上にコンバージョン率が悪かった。。
・クリック単価が高すぎる。。

といざ実際に広告を出稿した際に、うろたえない為にも、コンバージョン率やクリック単価を様々なパターンでシュミレーションしてみる事をお勧めします。

まとめ

リスティング広告の予算は、目標値から逆算する事である程度のシュミレーションは可能です。

大抵の運用代行会社が無料でシュミレーション・見積もりは行っているので、より正確性を求めるのであれば、気になった業者に問い合わせてみるのも一つです。

しかし、残念ながら中には、明らかに異常な数値のシュミレーションを出し、「絶対に成果がでます!リスティング広告を是非やりましょう!」なんていう悪徳業者もいるも事実です。

事前に自身でシュミレーションを行う事で、このような業者に騙されることを回避する事が可能です。

もちろん、JIGUMAでもリスティング広告のシュミレーションは無料でおこなっておりますので、リスティング広告をご検討中の方はお気軽にご相談ください。

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