奈良を中心にでホームページ制作・Webマーケティングを行っているJIGUMAです。
ホームページのリニューアルの依頼やご相談を受けるのですが、現行サイトにGoogleアナリティクス・サーチコンソール設置されていないお客様が意外？と多いように感じます。
そもそも、Googleアナリティクスやサーチコンソールの存在を知らない方。
また、トラッキングコード（アクセス解析を動かす為のコード）は設置されているが、管理画面の情報を知らないという方もいらっしゃいます。
どちらも、Gmailアカウントさえあれば、原則無料で使えます。
今回はそんなホームページに設置必須の、Googleアナリティクスとサーチコンソールについて解説していきたいと思います。
目次
Googleアナリティクスとは？
Googleが提供する原則無料（※１）で使えるのアクセス解析ツールです。
【Googleアナリティクス】
https://marketingplatform.google.com/about/analytics/
※１．Googleアナリティクスは,Google Analytics 360と呼ばれる有料版も存在しますが、月間1000万ヒットを超える様な超大型サイト向けですので、大半の方が無料版で問題ありません。
無料でありながら、多機能でWEBマーケティングやSEO対策をおこなう為には必須のツールです。
Googleアナリティクスで出来る事
多機能で様々なホームページ分析を行う事が出来る、Googleアナリティクスですが、ここでは代表的な機能をご紹介いたします。
- ホームページへのアクセス数
- ホームページを訪れたユーザーの属性
- どこを経由してホームページに訪れたのか
- 問い合わせや購入数（コンバージョン）
ホームページへのアクセス数
ホームページの運営を行う上で一番大事な指標となるアクセス数。
当然アクセス解析ソフトですので、アクセス数を把握する事が出来ます。
ページ毎の分析も可能ですので、どのページが多く見られていて、どのページが全然、観られていないかも把握する事が出来ます。
ホームページへを訪れたユーザーの属性
性別・年齢・地域などの訪れたユーザーの情報を確認する事が出来ます。
また、スマートフォンでの閲覧・PCでの閲覧などホームページを訪れたユーザーのデバイス情報なども確認できます。
どこを経由してホームページに訪れたのか
SNSからの流入、検索エンジンからの流入などの、どこを経由して自社のホームページにユーザーが訪れたかを確認する事が出来ます。
問い合わせや購入数（コンバージョン）
ホームページの問い合わせ数や商品購入などもアナリティクスで把握する事が可能です。
Googleアナリティクスを設置する理由
これまでに紹介した以外にも、「ユーザーの離脱ページ」、「ユーザーの行動フロー」など、Googleアナリティクスでは様々な情報を取得することが出来ます。
この様に、Googleアナリティクスの分析結果を元にホームページを運営していく事で効率的な運用が可能となります。
また、リニューアルを行う際にも、
「女性の比率が多いので、デザインを女性に受けるものに変更する」
「閲覧ユーザーの年齢層が高いので、スマートフォン表示の文字やボタンを大きくする」
と分析結果を元にリニューアルの方向性を明確化する事が出来ます。
もし、まだGoogleアナリティクスを自社のホームページに設置していないのであれば、管理を依頼している制作会社に確認し必ず設置するようにしましょう。
サーチコンソールとは？
サーチコンソルとは、Googleアナリティクスと同様にGoogleが無料で提供しているツールとなります。
【サーチコンソール】
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
以前はウェブマスターツールと呼ばれており、Googleアナリティクスがホームページにアクセスしたユーザーの情報を取得できるのに対し、サーチコンソールでは、アクセス前に、「どの様な検索キーワードでホームページに訪れたか？」など、アクセス前の情報がわかります。
サーチコンソールで出来る事
検索キーワードを知る以外にも、ホームページ上の重大なエラーを通知してくれたり、新たに追加したページのインデックス登録を行う事が可能です。
- ホームページが表示された検索ワード・順位・クリック数の確認
- エラーページ・ペナルティ発生の通知
- サイトマップの登録
- クローラーへのインデックス登録のリクエスト
ホームページが表示された検索ワード・順位・クリック数
ホームページがどのような検索キーワードで表示されているかを確認する事ができます。
検索ワード以外にも、表示された時の掲載順位やクリック数なども測定してくれます。
期間なども区切って測定できますので、SEO対策の施策を行った際の効果を計る事も可能です。
また、ユーザーが調べている検索キーワードや、もう少しで上位表示出来そうなを知る事で、ホームページのコンテンツ作りにも役立ちます。
エラーページ・ペナルティ発生の通知
ホームページのリンク切れなどの重要なエラーを通知してくれます。
エラーを放置しておく事は、SEO対策上も良くないので、エラーの通知を受けた際は必ず対応するようにしましょう。
サイトマップの登録
XMLサイトマップと呼ばれるホームページの構成を地図の様にわかりやすく記載したファイルを、検索エンジンに伝える事が出来ます。
サイトマップを適切に検索エンジンに伝える事で、ホームページの全てのページを漏れることなく検索エンジンに知らせる事が出来ます。
クローラーへのインデックス登録のリクエスト
インデックスとは検索エンジンのロボット（クローラー）がページを認識している状態のことを指します。
検索エンジンのクローラーがページを認識していないと、いくら検索してもそのページが検索に表示される事はありません。
ある程度、ホームページの運用していると定期的にクローラーが巡回してくれるため、自動でページを発見し、インデックス登録されるのですが、立ち上げたばかりのホームページではクローラーの巡回頻度も低くインデックスされるのに時間がかかってしまいます。
そんな時に、サーチコンソールを使い「インデックス登録のリクエスト」を行う事で、クローラーに新たに追加したページのインデックスを促す事が出来ます。
サーチコンソールを設置する理由
ただ闇雲な更新やページ追加を行うのではなく、検索キーワードの表示順位やクリック数を分析し、ホームページを運営していく事で効率的な運用が可能となります。
また、エラーの修正やインデックス登録のリクエストもホームページを運営していく上ではかかせません。
Googleアナリティクスと同様に、サーチコンソールもホームページを運営していく上では必須のツールと言えます。
まとめ
GoogleアナリティクスもサーチコンソールもGmailアカウントさえあれば、だれでも原則無料で使用する事が出来ます。
ただし設置する為にはホームページ上にコードを設置する必要などがある為、ある程度の知識がない方は、制作会社に依頼する必要があります。
とは言え、Googleアナリティクスもサーチコンソールはホームページの運営を続けていく上で必ず必要なツールとなりますので、「まだ設置していない。」「そもそも設置しているどうかもわからない」と言う方は必ず、管理を任せている制作会社なりに確認する事をオススメします。
